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猫のいる仕事場

執筆者の写真: matsuzo.mmatsuzo.m


 ある日、霧の立ちこめる雑木林の中をさ迷っていると、どこからか猫の鳴き声が聞こえてきました。誘われるまま声がする方へ向かうと、木々の間から美しい庭がのぞき、その向こうに古い日本家屋が見えてきました。

 ガサガサと植え込みが揺れ草の陰から黒猫が姿を現しました。どうやら鳴き声の主のようです。そして、どう言うわけか自分が庭へ足を踏み入れた途端、ここが我が家であることを思い出したのです。

 前を歩く黒猫はふり返るなり、またミャアと一声鳴きました。その声は「おかえり」と言っていました。



 ——そんな夢を見たのは今年の春先のことです。



 2019年5月27日、月曜日、わが社に大望の広報部長が着任しました。

 以前 twitter でも求人(?)を載せた黒猫です。

 生後七週間の子猫は悩んだあげくもなかと名付けられました。



 早速ですが、今日はこのもなかがうちに来るまでのお話しをします。


 先に書いた夢が猫を飼う決定打になったのは言うまでもありませんが、自分は当初ペットショップを回って理想のニャンコを探していました。「黒猫のメス」というピンポイントの条件で探していたのでなかなか見つかりませんでした。


 そうした中、近隣の地域猫や譲渡会のことを調べていくうちに保護猫を引き取りたいという考えに至りました。

 行政の変化や様々な事由で以前より数は減っているものの、殺処分で命を失う猫は今もたくさんいます。しかも、そのほとんどが生まれて間もない子猫だそうです。本当に微力ですが、その中の一匹をうちで引き取り人生を共に歩む家族に迎えたいと強く思いました。


 その後、東京を中心に他県まで活動の輪を広げて子猫を保護している団体の方と知り合うことができました。しかも里親を募集している中に「黒猫の女の子」がいるではありませんか。すぐに子猫と面接させてもらい担当の方に里親になることを快諾していただきました。


 そして先週、もなかがうちへとやって来たのです。


 夢に出てきた招き猫かはわかりませんが、夢を見なければ決して出会うことも無かった新しい家族です。そうそう、会社の大事な広報部長でもあります。

 

 この先スタジオワイルドローズからのお知らせや日々の出来事をもなかが発信して行きますので、みなさんもどうか可愛がってやってください。




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