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  • 執筆者の写真matsuzo.m

Merry Christmas 2023


◆2023.12.25


 メリークリスマス!


 今年は記録的な寒波が日本海側を包み込む聖夜になりました。スタジオワイルドローズの窓から見える信濃川の景色も白一色です。


 今月はダブルキックスターターキャンペーンのアップデートがありませんので、その代わりと言っては何ですが、私たちスタジオワイルドローズのメンバーより日頃からご支援くださるバッカーの方々、ファンの方々の皆様へ、一年間の感謝と2023年をふり返ってのコメントをスタジオワイルドローズからのクリスマス・プレゼントとして掲載させていただきます。



・2023年から1920年代の異世界へ


 みなさん、こんばんは。夕べはホールケーキを食べ過ぎてやや胸焼けしている町田です。


 2023年はふり返ってみれば、去年と同じくらいとても早く感じた一年でした。前半は PENNY BLOOD 本編のウォークスルー版の製作。後半はパブリッシャー候補様との交渉。そして最近はコンパニオンゲーム『PENNY BLOOD : HellBound 』の発表と、実に色々な出来事がありました。


 ストーリー構成や登場人物を考える一人の創作とウォークスルー版やヘルバウンドといったチームでの制作を繰り返す中で、PENNY BLOOD というコンテンツは一年間でさらなる広がりを見せてきました。


 ここでは、ヘルバウンドにだけ登場する主人公クララについて少し語ってみたいと思います。彼女のビジュアルとその内面などについてです。


 クララはヘルバウンドの主人公で、異次元の牢獄「ミクトラン」に閉じ込められたヘルハウンダーズと出会い仲間に加わります。やんちゃで元気なクララはマリスを自在に操る特殊能力を持っていて、サリエルやDr.オーゲンといった歴戦の悪人どもが呆れるほどの、いや、感服するほどの正義の心と義侠心を持っています。


 本編と同じ1920年代を舞台にしたヘルバウンドですが、現世から隔離された異空間を舞台に選んだ流れから登場人物たちもPENNY BLOOD 本編より派手めにしました。


 ヘルバウンドのストーリーは、罪人ではないクララがなぜミクトランにいるのか? 記憶の一部を失っている彼女の過去にいったい何があったのか? ヴィランズなのに主人公になっちゃったヘルハウンダーズの面々と信頼関係を築きつつ、その謎が解き明かされて行く話が、ミクトランという牢獄から脱出するためのメインストーリーと並行して紡がれていく二重構成になっています。


 もちろん、町田構成ですからグッドエンディングとバッドエンディングが存在します。そして、バッドエンディングがPENNY BLOOD 本編へとつづく正史となるのです。


 現在 Steam で公開された『PENNY BLOOD:HellBound』のクローズドβ版では、数多くの方が先行プレイにご参加いただき熱いフィードバックをくださっています。その声はゲームをより良くしていくための大切な指標として現場のスタッフ一同で確認しています。スケジュールやリソースには限りがありますから、すべての要望に対応するのは難しいところですが、ヘルバウンドは来年の発売日が来るまで情熱ある開発者たちのポリシーによってさらに磨かれて行くことでしょう。


 スタジオワイルドローズから皆さんへ贈るクリスマスの一枚として、私は加藤さんにPENNY BLOOD 本編とヘルバウンドをつなぐイラストを描いて欲しいとリクエストしました。そして完成したのがこちらのイラストです。


 連綿とつづくPENNY BLOOD・サーガの両作品がクロスする一幕を是非お楽しみください。


町田 松三



・弊社HPにお越しの皆様へ


まずは町田さんからバトンをいただきましたので、イラストについてのご説明を。


「PB本編とヘルバウンドを繋ぐイラスト」をオーダーされましたが、世界観もキャラクターデザインのテイストも違うので少々悩みました。ヘルバウンドの主役であるヘルハウンダーズのメンバーに2人足りませんが割れたガラスのピースとして何処かへ出かけているのかもしれません。


開発に関しましては、今年はナツメアタリ株式会社様との素晴らしい出会いもあり、物凄いスピード感を持って意欲的に「PENNY BLOOD : HellBound 」の開発を進めることができました。このことがPENNYBLOODのバッカーの皆様への恩返しにも繋がれば、本当に幸いです。


これまでたくさんのご支援や応援をいただきまして本当に有難うございます。来年も一同で頑張ってまいりますのでどうぞ宜しくお願いいたします。


加藤 美也子




 つづいて半谷さんのコメントをお送りします。


 一年を通じて多くのモンスターとNPCを描いてくれた半谷さんですが、こちらにエインセルのラフデザインを掲載します。いつも作画資料を読み込んでは想像力を膨らませ、町田の思い描いていたものを超えるラフを上げてきてくれます。




・2023年のふり返り


今年は基本的に仕事場に引きこもって何かしらの作業をしていることが多く、いつにも増して月日が経つのが早く感じました。(毎年言っている気もする)


生活自体は比較的落ち着いた生活が送れた年ではありましたが、耳に入ってくる事件や戦争のニュース、また身内の大きな手術があったりと不安が常につきまとっていた年だった気がします。


そんな中でも、「PENNY BLOOD: HELLBOUND」の発表は今年一番のワクワクでした!


半谷 修孝



 

 PBで数多くのイメージボードを描いている渡部さんですが、以前、Creators Radio で触れたアップデートの話で、ドイツの古城「シュヴァルツローゼン城」がありました。今夜はこの城のカラーパターンを掲載します。






 どれも素晴らしい配色ですが、作画資料で町田が書いた設定や時刻をもとに、世界観をもっとも効果的にビジュアルへ反映させるにはどのぐらいの色味が良いのか、物語にある古城に棲み着いた妖しく美しい怪物が登場する舞台に一番相応しいのはどれか、といった観点から3パターンを用意してくれました。そして、その中から一番イメージにピッタリときたものを選ばせてもらっています。


 それでは、渡部さんのコメントを紹介します。



・2023年を振り返っての感想

ゲーム業界のお仕事をいただいたのは今回が初めてでしたので、最初の頃(2022年)は悪戦苦闘しました。現在も試行錯誤しながら町田監督のご要望に添えるよう日々全力で制作に励んでおります。


今まで生業としてきた建築CGとは異なる分野で考え方も、技法も根本から考え直す事になりましたが苦しみながらも新鮮で、エネルギーが感じられるとても良い経験をさせていただいております。


納得のいく作品が制作できるようこれからも全力を尽くしますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


渡部 政人




 ……というわけで、スタジオワイルドローズからのクリスマス・プレゼントは以上となります。


 本年に引き続き2024年もみんなで頑張って参りますので、どうぞ、わいわいがやがやと楽しみながらの応援のほど、何卒、宜しくお願い致します。



 最後になりましたが、広報担当のもなか部長より

『スタジオワイルドローズ 2023年 ラヂヲ忘年会・ゆく年さる年』の告知をさせていただきます。


 来たる12/29(金) 22:00 より、Xにてスペースを開催いたします。年末のゆったりとした一時、お酒やドリンクを片手に私たちとのおしゃべりにご参加ください。


 全世界のバッカー様とファンの皆様、そして日々私どもの活動を支えてくださるサポートの皆様、誠にありがとうございました。



 スタジオワイルドローズ・スタッフ一同




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